病院で働く看護師が苦労する点として、生活リズムの乱れがある。残業や休日出勤のある仕事は少なくないが、看護師は忙しくて当たり前、という風潮があるほど残業や休日出勤が常態化しているのが実状だ。
人手不足の病院では一人の看護師が数人分の仕事を任されることもあり、その苦労は並大抵のことではない。休日返上で何日も続けて仕事に従事することもあり、極度の疲労やストレスで体調不良に陥ってしまうおそれもある。
看護師はシフト勤務が一般的であり、昼夜逆転の生活になるのは珍しくないが、その状態が何日も続くと体に悪い影響が及ぶ。特に日勤と夜勤を交互に繰り返すシフト勤務は生活リズムが乱れやすいので、注意する必要がある。

看護師として働いていると苦労が多く、心身の健康も損なわれるリスクが高い。問題を改善する方法はいくつかあるが、病院以外の職場へ転職するのが、効果的な対処法といえる。
看護師は病院で働くものというイメージがあるが、実際は保育園での子供の健康管理や企業に雇われている産業医の助手など、病院とは無関係の職場は少なくない。これらの仕事は基本的に医療行為に従事することは無く、残業や休日出勤も稀だ。そのため、生活リズムの乱れがほとんど起きないのがメリットといえる。
また、介護施設も看護師が活躍できる職場の一つだ。残業が発生するケースもあるのでその点は注意が必要だが、医学の知識を活かして介護施設と病院との連携を担うことが多く、やりがいのある仕事といえる。

もし看護師という仕事自体を続けられないと感じたのなら、思い切って看護師以外の仕事にキャリアチェンジするという方法もある。